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山なし 落ちなし 意味なし ファミマで売ってる落書き帳(税込¥92)に 書けばいいような、どうしようもないネタを書き散らす
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05.12.08:57

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  • 05/12/08:57

10.08.23:15

禁じられた遊び

今日は体育の日

世間では、やれ草野球だの、フットサルだの、ラフティングだの、ボルダリングだの…
スポーツに興じてますね(遠い目)

一方オレは…


一日中ゴロ寝なう

休みの日に大勢でワイワイ体を動かすなんてマジ勘弁!
そんな社会人よりヒキニート適性の方が過大にある奴(ワイ)は家で何やってるのか。
その謎を解く鍵の一つとなるのが…アニメである。(ディスカヴァリーチャンネル風に)


―話が振り出しに戻ってしまうが、今日は体育の日ということで
リア充共はスポーツに興じ、それを明日話題にして盛り上がるだろう…
一方の俺達インドア派は(俗に陰キャラとも言う)、そんな話題あるはずもなく、
遠目に(ココ、ポイント)その話が耳に入って来るだけである。
…そう、一般人には決して話題にすることのできない、ある意味タブー視された趣味、
それがアニメ観賞なのである。インドア派はインドア派なりに趣味に忙しいのだが、
その話を話題にして盛り上がれるということは一般的にない。
サブカルチャーたる宿命なのだ。


で、世間的に理解が得られにくいこのアニメという趣味。
何故オレがハマってしまったか。(注:以下読まなくていいです)
一言でいえば、大学生(の中でもごく狭い界隈)の嗜みの一つだったのだ。

――時は遡り大学一回生。
パンキョーのカルチャーセンターのようなぬるま湯にどっぷりと浸かっていたオレは、
回数制限いっぱいに自主休講するようになっていた。
友達と百万遍付近を徘徊する、教習所に行く、ということもあったが
その膨大な時を過ごすのは家の中であることが多く、昔のアニメ
(ドラゴンボール、北斗の拳、アイシールド21、メジャーなど)を
「懐かしー」とか思いながら良く見ていた。
(リア充共は同じサボりでも、飲み、合コン、サークル、バイトと精力的に活動してます(笑)
もちろん我々はあいつらのノリで同じような活動することには虫唾が走るのでやりません。)

そんなある日、同じくぬるま湯仲間の友達が
「オレ、最近アニメにハマってる。」と言い出した。
一般的にはそんな話題で話始めるなんて暴挙はまず許されないが、
そこは気心知れた関係。
思わず「オレもオレも。」と言おうとしたが、続けて
「最近フィギュアがほしくなってきたわ。何か小さくても存在感とか雰囲気がええわ。」
などとスピリチュアルな事をぬかしよる。
どうやらそいつの言ってるアニメとはドラゴンボールみたいな一般的アニメではなく、
深夜アニメのことのようだった。

オレはそれまで、深夜アニメについてはあまりいい印象を持ってなかった。
絵柄とか電車男ブームでマスゴミに取材されてるキモオタ(マジで「フヒヒw」とか言ってる)を見て
「無いわ―」さえ思っていた。
それを健全だったのか、それとも視野が狭かったと思うか、それは人次第。

とにかく何言ってんねんコイツは…と思いながらも、家に帰ってふと思った。
実はドラゴンボールを見ている時にも、サムネイルにそういうアニメの表示があって
前々から気になっていた。
そこで、いつも見ているアニメサイトに行くと、「ローゼンメイデン」というアニメが目に入った。

「これは確か麻生元総理も見てたやつや。そういえばローゼン麻生とか言われてたな…
意味わからんかったけどコレの事か。麻生も見るくらいやし、面白いんやろか。」

気がつくとオレは第1話を視聴していた。
ローゼンは世界観、描写が実に綺麗。引きこもりの少年が人形を通して徐々に社会復帰
する様も妙に共感を覚えた。
「かなり丁寧な作りをしてるアニメやん。ってか真紅ー!!
最早俺にはアニメへの抵抗といったものが一切なくなっていた。
服部から「ローゼン服部」に変わった瞬間である。

それからというもの、俺のインドア性と相まってのシナジー効果もあってか、
アニメに費やす時間は格段と増えて行った。
ヤレヤレ系主人公と美少女の金字塔「涼宮ハルヒの憂鬱」 、ゲーム原作の「ひぐらしの泣く頃に」
青年漫画誌原作「瀬戸の花嫁」 、ライトノベル(通称ラノベ)原作「灼眼のシャナ」 、
少女漫画原作「夏目友人帳」 、オリジナルアニメ(通称OVA)「コードギアス 反逆のルルーシュ」
などなど、オレは順を追って着実にジャンルを広げて行ってしまった。
(こん中で万人に勧められるのは夏目くらいよ)
一応断っておくが、最低限の社会生活を営むことが出来なくなる=廃人になる ほど
のめり込んだわけではない。
思えば、きっかけがローゼンメイデンだったから、すんなりこの世界に入っていけたのかもしれない。
最初に見たのが、「けんぷファー」とか「茜色に染まる坂」とか「れでぃ×ばと」とかだったら
(注:何の話してるのかわからなくてよい)たぶん一瞬で見切っていただろう。
けんぷファーはネタ的な意味でなら面白いが。

 まぁ前置きが長くなったけど、大学時代にこうやってアニメ道に入門したわけですよ。
この間「K-ON!」にハマってわざわざ友達(前述のスピリチュアル系男子)と横浜まで大晦日
ライブに行ったり(その友達が真っ赤なダウンジャケット着たサンドウィッチマン伊達風なオタと
小競り合いを繰り広げたのが一番の思い出w)、インターン前の気晴らしにエヴァ破を見に行ったり
衣笠のRitsまでしょこたんのライブ行ったり…まあ楽しくやってました。
 
この趣味が続いていったのは、一緒に楽しむ友達もいたってのもあるけど、やっぱりアニメってのは、
グッズにさえ手を出さなけりゃコスパはかなりいいからかな。(K-ONの件は別だが)
視聴は基本的にタダ、アニメ談義で盛り上がるのもタダ。
もちろんグッズの誘惑に負ける時は結構あるけど。
むしろ良作には製作者に敬意を表して関連商品お買い上げ、の方が発展のためにはいいか。
というか製作者サイドにしてみれば「誠意とは、言葉ではなく金額」なんやろうけど。
 それと、アニメは原作のメディアも色々で題材もさまざま。原作者のタイプもまちまちだが、
こぞって厨二病(詳しくはググって)に目覚めてるので、神話、宗教、哲学、歴史、量子論や疑似科学
などそういう分野の知識が若干増えるというのも楽しい。
もちろん、語る相手もめったにいないから披露する場も無いんやけど。
ってか、実際にこんなん披露したら引くと思う。

今の話で言うと、昔ほど時間が取れなくなったものの、アニメは趣味の一つであることに変わりはなく
今クール(ドラマと同じく四半期を一つとしてクールと呼ぶ)は
「『リトルバスターズ!』君に決めた!」って感じです(視聴する作品的な意味で)。
原作Key Visualで野球要素ありってだけで見てるけど(注:意味はわからなくてよい)
誰得情報だが、昨日などは梅田ブルク7に「魔法少女 まどか☆マギカ」 (劇場版)を見に行ってました。
劇場に着いた時の感想…

なんかフロント溢れ変えっとる!
そして年齢層高くね!?
ってかコレ、風貌からしてガチな方々ばっかやん!!


ある程度覚悟はしてたが、まどマギってたしか けいおん!みたく「女の子にも人気
なんじゃなかったっけ!?…そうか、あれはステマ
確かにK-ONのライブの時もオッサンばっかりやったわ。
結局、女の子のアニメなんてファッション感覚で、映画やらライブにまで来るような奴は
ガチオタだけなんやね…スイーツ(笑)め とオレは悟りの境地に至っていた。
 しかし、すぐに彼女連れでやって来てるオタの風上にも置けぬ不届きゲス男(言いすぎw)
が視界(不快)に入った際には、「あぁ」とオレは怒りの闘将に目覚めていた。

まあそれはいいとして映画について少しばかり話すと…
 以下、松岡修造並にアツ苦しく長く語ります。そしてネタバレ含む)

まどマギについては始まった当初は
「魔法少女アニメ!?プリキュアとかみてるガチオタ用か。絵柄もそれっぽいしスルーで」
と思ってた。そういう時期が僕にもありました。

…しかし
徐々に評判になっているので何事か、と見てみると予想していたものとは全く違う!

いわゆるプリキュアのようにファッション感覚で魔女っ子になり、正義が悪を倒すという
勧善懲悪ではない。

物語が進むにつれ、話のロジックや仕掛けがわかって行くのだが、
魔法少女にはとてつもない運命が背負わされる。
(以下壮絶なネタバレを含むため、隠し文字にしました。読むなら、左クリックでドラックして
下方向にスクロールしてください。)

願い事と引き換えに魔法少女になると、ソウルジェムという魔法少女である証の石が生まれるのだが、
魔法を使うとその石に穢れが溜まる。穢れが溜まりすぎると魔力が使えなくなり、危険。
穢れをなくすには、魔女(この世に災いをもたらす、人の形では無くイメージのような存在)に勝つと
落とすグリーフシードという石で吸い取るしかない。
穢れは日常生活を送ってるだけでも溜まるので、魔法少女は魔女と定期的に
死ぬまで戦わねばならない義務を負うことになる。

そんな中、魔法少女について、戦いについて、身を持って教えてくれた先輩の凄惨な末路を迎える。
さらにキュウベエというケダモノ(従来の魔女っ子物でいう、話せて助言くれるマスコット的ポジション)から
ソウルジェムは魂を抜いて込めたもので、体は仮のものにすぎない(つまりゾンビ)という話を聞かされる。
キュウベエは「僕と契約して魔法少女になってよ!/人◕ ‿‿ ◕人\」とは言ったものの、
そんなことは説明していない。「騙された!ひどい」と魔法少女たちはキュウベエに詰め寄るが、
進化し過ぎて感情がないキュウベエは「魂のよりどころがなんだって言うんだい?
ソウルジェムが壊されない限り君たちは不死身だ。便利な体じゃないか/人◕ ‿‿ ◕人\」

とまるで理解しない。
それに、それで自分たちの運命が変わる訳でもなかった。
その事を知った後、助けた友人と想い人(この人の為に願い事をする)が付き合う、
という追い打ちのような出来事が一人の魔法少女の身に起きる。
少女は絶望し、穢れ切ったソウルジェムが暴走、グリーフシードへと変化し、
魔女は魔法少女が絶望した成れの果てという事実が発覚する。
なんと人に対する願いからなった魔法少女が、最後は人に絶望を振りまく魔女に変わるのだ。
「誰かの幸せを願った分、誰かを呪わずにはいられない」
これが魔法少女の本質、宿命だったのだ。
ついでにケダモノ・キュウベエは、第2次性徴期の情緒不安定な少女の希望が絶望に変わる瞬間の
エネルギーを宇宙の拡大の為に回収する機関だったのだ。

キュウベエが
「この国では、成長途中の女性は少女って呼ぶんだろ?だったら、いずれ魔女になる君たちのことは
魔法少女って呼ばないとね/人◕ ‿‿ ◕人\」

 
と、鬼畜なセリフをべしゃり、魔法少女が次々離脱していく絶望的な状況の中でも、
少女たちは最後まであきらめない。安っぽい自己犠牲なんかではなく、
自分を思う周りの人たちが自分をどう思っているか知った上で、先へ進む。
キュウベエの目論見を打ち砕くため、そして人の願いを絶望に変えない明日を見つけるために
少女は戦い続ける…


(あらすじ長すぎるやろw)

要するにファッション感覚で魔女っ子になるとか、卒業するとかそういうことはできないのだ。
魔女っ子サイドが絶対正義では無く、矛盾をはらんだ脆弱な存在という点がダーク。
それに主人公まどかは、最終話まで魔法少女にならない。
さまざまな要素で、この作品は魔法少女ものへの挑戦作となっているのだ。

個人的には、さすが制作シャフトだという感じで、ストーリーの緻密さもさることながら、
明暗とか表情とかセリフとか演出も優れていて、画のクオリティも高い。
主題歌も、作品内容に合うよう作りこまれている。あと魔女の結界の描写があるけど、
メルヘンホラーって感じで、ダークサイドに堕ちた元魔法少女の内面を実によく表している、と思った。
わかりやすく言うとメンヘラの精神構造を絵にした、という具合。
とにかく作り込みがとても丁寧で凝っていて、クオリティの高い作品。
かつてのオレのように、絵柄とタイトルで敬遠してきた人たちもいると思うが、ぜひ見てほしい
今イチオシの作品です。


…っつうわけでね、今回もダラダラと書きました。
今回、内容が内容だけに、オタ特有の理解しがたい表現、ねちっこい解説、無駄に冗長な文構成を
意図してみた。(いつもとそんな変わらんか)普段人に語ることは無いくせに、いったんチョイと
吐きだすとこの始末。
みなさん、これがオタです!
                                                   -fin-

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